沖永良部島…そこは、奄美諸島の南西に位置し、洞窟だらけの島…。
奄美大島を訪れた際に、ケイビング(洞窟探検)というものがあると知り、それからずっと洞窟を探検したくてたまらなかったたま。
国家試験も終わり、卒業旅行の時期が来たたま。
仲良しの友達を誘って、いざ洞窟探検に沖永良部島まで繰り出しました。
さあ島探検、スタート!
・沖永良部島について知りたい!
・ケイビングってどんな感じなのか知りたい方。
・島旅に興味がある人
Contents
沖永良部島で洞窟探検~沖永良部島はどんな島?~
沖永良部島は、サンゴ礁が隆起してできた島です。
島には、200~300もの大鍾乳洞群があり、洞窟だらけの島でもあります。
サンゴ礁が隆起してできたため、水を吸収しやすい土地であり、川が作られずに地下へと流れ込んでしまったそう。
そのため、鍾乳洞や湧き水は、暗川といって地元の方たちの貴重な水資源だったんだって。
えらぶユリも有名で、花と鍾乳洞の島とも呼ばれているよ。
どこまでも続くサンゴ礁が透き通った海と、大きく平坦な島、でも内部には迫力のある洞窟を秘めている、そんな神秘的な島でした。
人口…約13000人(2020年現在)
奄美諸島の中でもハブがいない島。
沖永良部島で洞窟探検~アクセスは?~
沖永良部島へのアクセスは、鹿児島県か沖縄県、または奄美大島を経由し、フェリーか飛行機にて目指します。
・フェリーでの行き方
<マルエーフェリー、マリックスラインが1日1便交互に出ています>
鹿児島港 17時30分発→喜界島→奄美大島→徳之島→沖永良部島 知名港 翌日午後14時50分着
▲所要時間約21時間20分 ¥13830円
奄美名瀬港 5時50分発→徳之島→沖永良部島 和泊港 午前11時半着
▲所要時間約5時間40分 ¥5090円
那覇港 午前7時発→与論島→沖永良部島 和泊港 午後14時10分着
▲所要時間7時間10分 ¥6240円
・飛行機での行き方
鹿児島空港から1時間 ¥30000円前後
奄美空港から1時間30分 ¥15000円前後
沖縄那覇空港から55分 ¥20000円前後
※時刻表や運賃はその時々によって変動するため、必ず各社のHPを確認してください。
沖永良部島で洞窟探検~いよいよケイビングに出発!~
沖永良部島では、レンタカーを借りましたが、予め予約していたケイビングツアーのガイドさんが宿に迎えにきてくれます。
ケイビングの予約は、日本ケイビング協会へ電話やメールで行うことができます。
ケイビングツアーの内容は4つあり、
・初心者でも参加可能→リムストーンケイブ・大蛇洞
・2回目以降の方向け→水連洞・銀水洞
となっています。今回は最もポピュラーなリムストーンケイブに参加。ケイビング協会の、洞窟写真を初めてみて一目ぼれしたのも、リムストーンケイブだったからね。
さあ、ドキドキわくわくの待ちに待ったケイビングに出発です。
探検隊になる準備。
ケイビングでは、服装もすべてガイドさんが用意してくださいます。
着替えてみると、まさしく探検隊。分厚い赤い作業着のような服と、ヘッドライトを装着します。もちろん靴も専用の分厚い探検靴。
探検隊に着替えた姿は…こんな感じ。
少し森を進むと、木の中に洞窟のような穴が見えました。
足元に気をつけながら、降りていきます。
少し入っただけで、そこは真っ暗…!!鍾乳洞って当たり前だけど、真っ暗なわけです。初めて入る私にとっては、右も左もわからず、鍾乳洞の先がどうなっているのかもわからない…。
そんな鍾乳洞を発見して、最初に探検した人ってすごい…。
そして、鍾乳洞を作った自然の力ってどれだけ美しいんだろう。
鍾乳洞をすすんでいく
鍾乳洞を進んでいくと、面白い形の鍾乳石をたくさん見ることができます。
それぞれ名づけも見たものまんまだったり、長ーい時間をかけて自然に作られたものなんだなあと感じるものだったり。
なんだか化石みたいです。
何年もかけて、石灰岩が地下水となって天井からぽたぽた落ちて…それがつららのように鍾乳石になるんだって。
フローストーンと呼ばれる壁状に覆いかぶさったような鍾乳石も見られました。
フローストーンから地下水が溢れていて、つるつるしていてとってもきれい。
洞窟の中は、水が豊富なので、探検中は腰までは常に水に浸かっている状態です。水はとても綺麗な透明で、何一つ濁っていません。お魚や生物はいないみたい。
洞窟の中はひんやりしていて、寒くもなく気持ちいい。
狭いところをくぐったり、少し深いところを歩いて行きながら、今回のコースの一番の目的地、リムストーンケイブへ向かいます。
貸し切りリムストーンケイブ
ケイビングは、他のお客さんと被らないように計画してくださっているとのことで、ケイビング中の洞窟は貸し切り状態。
音も、地下水が勢いよく流れる音が響き渡っており、自然の音を目一杯に感じることができます。
そんな中たどり着いたのは…
この、遠くまで続いている水の洞窟と、それが連なって、美しい幻想的な水の世界。
一つ一つのプールを形作る鍾乳石が、つるっつるで、可愛くて仕方ない。光に透き通る水が、洞窟全体を下から照らします。地下水の流れる音がまた心地よくて。
外からはわからない鍾乳洞がこんなに美しいものを秘めているなんて。
なんて自然って美しくて、ロマンがあるんだろうね。他の鍾乳洞探検も行ってみたいなあ…。
沖永良部島 洞窟探検&自然を満喫!~おすすめスポット~
沖永良部島では、こんなに迫力ある鍾乳洞を秘めていながら、島ではウミガメも産卵に来るおだやかなサンゴ礁の海、美しい夕日がみれる場所、島の断面を一望できる素敵な場所がたくさんあります。
今回は中でも、3つ紹介したいと思います。
フーチャ(潮吹き洞窟)
隆起サンゴ礁が荒波で、削れてできた、大きな穴(洞窟)を上から眺めると…
海の渦が、力強く吹き上がってきている様子が見られます。
まるで、海のエネルギーが洞窟の中に入り込んで放出しているみたい。すごい迫力です。
落ちないように気をつけないと…!
田皆岬
沖永良部島のいわば、断面を見ることができる場所。こんな迫力のある絶壁もすべてサンゴ礁でできているのが不思議な感じ。
高い所にあり、眺めもすがすがしく気持ちいい!
広大な海はもちろん、遠くへ続く沖永良部島の海岸線が、大きな島であることを気づかせてくれます。
ビーチロック
厚さが、10㎝~20㎝の板状の岩が何枚も重なって、できたビーチ。だからビーチロック。
その不思議なビーチは、実はとってもとっても夕日が綺麗なんです。
薄い板のような岩の先に、波が押し寄せてる。他に誰もいなくて、静かに夕日が沈んでいくのを眺める時間はなんて贅沢なんだろう。
友達とジャンプしながら、写真の撮りあいをしました(笑)
沖永良部島 洞窟探検&自然を満喫!
花と鍾乳洞の島、沖永良部島。
遠くから見ると、平坦で、海もおだやかで、優しい色をしてる。でも、中にはスケール満点の鍾乳洞をたくさん秘めている。
なんだかとっても情熱的な島。
そんな沖永良部島の鍾乳洞をもっと探検したい。次はあのコースにしようかな。
やっぱり奄美諸島が大好きで、どんどんハマって行きます。
みんなも、探検してみてね。
たまの島ずかん③もこの辺で。Have a nice day!!
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