モンゴル…日本から近いようで、でも旅先としてはメジャーではないんじゃないでしょうか。
モンゴルは広すぎて、公共交通機関が発達してないため、個人で行くには大変…と聞いたこともあり、バックパッカー的に旅をするには不安に思っていたたま。
しかし、実際にモンゴルへ訪れるとその広大な景色とどこまでも続く何もない草原に虜になってしまいました。
そして、今回はホームステイでの暖かい遊牧民の家族とゆったり過ごせた時間は宝物。
心配していた交通機関網も、上手く使いこなせばツアーでなくてもバックパッカー的に旅をすることができました。
・モンゴルへの一人旅に不安を感じている方。
・モンゴルホームステイに興味がある方。
・旅の雰囲気を味わいたい方。
Contents
モンゴルバックパッカー旅~遊牧民のお家にステイしたい!~
モンゴルと言えば、何を思い浮かべますか?
私は、ゲル!でした。
ゲル…主にモンゴルに住む遊牧民が使用している伝統的な移動式住居のこと。
日本にもゲルを使用した楽しい宿泊施設がありますが、実際に使われているゲルを見たい、そして遊牧民の生活はどんな感じなんだろうかと興味を持ち、ホームステイに申し込みました。
今回は女一人旅ということもあり、日本人のスタッフさんもいるツアー会社さんに仲介をお願いすることにしました。
出発まで5日ほどという短い間でしたが、迅速に手配していただき、決まったホームステイ先は30代のご夫婦&子供たちが3人いるとても賑やかな家庭!
こちらのお家に3泊4日ホームステイをさせていただきました。
モンゴル旅ホームステイ~ゲルの中を探検~
モンゴルゲルは意外としっかりした作りになっており、風が強い日も、室内はそれほど寒くはありません。
作業用のゲルが1つ、住居としてのゲルが2つ、合計3つのゲルを持っていました。
中には、煙突を構える暖炉(ここで料理もします。)を中心として、ベットが2つ、モンゴル柄の家財道具、テーブル、椅子、テレビ、神棚が丸く配置。
ホームステイしたお家では、バイク、車も持っており、外には番犬とゲルの中にはペットの猫も。
すぐに移動できる住居と言っても、家具もなかなか大きくお引越しするのは大変そうです。
モンゴル旅ホームステイ~遊牧民の生活は?ある1日を紹介~
お父さんの朝は早いです。午前7時より前に起きて、300頭の羊を遊牧します。
モンゴルの朝は寒く、朝私のゲルの暖炉までつけに来てくれます。
午前9時には、子供たちやお母さんも起き始め、朝ごはんにパン、そして自家製の牛乳クリームをいただく。
1歳、4歳、5歳の子供たちは、朝ごはんを食べると、思い思いに外に走り周りに出かけます。実はゲルの周り、草原が一面に広がっており、見渡す限り他の人は住んでいません。
そんな広大な草原の真ん中で、思いっきり遊ぶ子供たちを見ていると、育った環境の違いがとても大きく感じられるね。
英語は通じないので、モンゴル語指さし会話帳を見ながら、お母さんとも話します。
お母さんのお家ももともとは遊牧民だったとか、お父さんはウランバートルに住んでいたけど、やっぱり自然とともに暮らしたくてこの生活になったそう。
午前12時ごろお母さんは、お昼ご飯の支度を始めます。
羊がメイン料理であるモンゴルでは、羊と野菜を使った炒め物や羊のスープ、腸詰めなど3食羊料理と言ってもいいほど羊をいただきます。
モンゴルでは、そもそもステップ気候(砂漠気候)なので、水がとても貴重です。ゲルでは、水を貯めておいてあり、手を洗ったり、シャワーを浴びたりする機会は少なく、水を大切に使っている印象。
日本は川も海もあり、水が豊富ですが、モンゴルではそもそも魚を見られる所も少ないんですね。水の大切さを感じるとともに、魚、鳥、牛、豚、野菜…と日本の食生活の種類の豊富さも感じました。
毎日料理を作って、家事は大変なのかをお母さんに尋ねると、全然大変じゃないわ。みんなの笑顔を見れるからねと笑っていたお母さんはとても素敵でした。
お昼ご飯を食べたら、子供たちと走りまわったり、お父さんのバイクで5ケツ(子供たち3人と私)して山に見に行くなんて日も!
自然の中に1日思い切り遊んで、一緒に過ごした時間は、同じ1日でも全然違う。
そして、羊の解体を一緒に見させていただく機会もありました。
普段、スーパーのお肉のパックを見ても、何も思わないけれど、その背景には、いつもこの行為があるんだな。遊牧民の方たちの羊のいただき方は、骨髄も血液も腸もすべて食べて、まさに命をいただいているの。食べられないところはほとんどないようにしてる。
普段から言っている「いただきます」にも思いがいっそう自然に込められました。
夕方にはお母さんは、10㎞ほど離れた町に買い物に行ったり、お父さんは羊を訪れたお客さんに売ったり、毎日のお仕事をこなします。売れた羊の値段が2頭で2000円だったのは、この上ない衝撃だった。
夜になると、牛たちのミルク絞りをし、モンゴルの夜が更けていきます。午後9時になっても、明るいモンゴルは、なんだか時間の流れが違って感じる。
トイレ事情…モンゴルのトイレ事情は、今まで行った国の中でもかなり衝撃的でした。地面に大きな穴があり、そこに板が2枚架けられており、そこに立ってします。
いわば、ぼっとんトイレが丸見えの状態…!ちょっと臭いけど…慣れれば大地の中でトイレをするという不思議な感覚を感じられるかも…?
モンゴル旅ホームステイ~ホームステイって何泊くらいがいいのかな?~
今回ホームステイは3泊4日させていただきました。
ネパールでも2泊3日、4泊5日のホームステイをさせていただきましたが、旅でできるホームステイってそのくらいの長さが多いんじゃないかな。
そこでホームステイにちょうど良い期間ってどのくらいなんだろうと考える機会があった。
モンゴルの遊牧民のホームステイツアーは実は日帰り参加からあるけれど、日帰りや1泊2日では、少しの生活を覗いた感じで、あまり一緒に生活をした感じはしないと思う。
3泊4日ずっと一緒にいて、やっと泊まらせていただいた家族の人となりや家族構成や、どんなことをして生活しているのか、どんなことを考えているのかを踏み込んで少し理解できたかも。そして4日間一緒に生活をすると、コミュニケーションも必然的にすることになるし、量も増える。
でも、やっぱり泊まった期間より、気持ちが一番大事なのかも。
ホームステイの最終日に、あなたがいなくなるなんて信じられないわ、もっと一緒にいたいとホストファミリーの言ってくれた言葉がすごく嬉しかったんだよね。
もしかしたら、期間ってあまり関係なくて、言葉が通じない中でももっと話したい、興味を持っているのが伝わってきたり、仲良くなりたいって気持ちが一番大事なのかもとも思う。
相手のことを知りたい、話したいって気持ちを持っていたら、そこまで長い旅じゃない場合、3泊4日のホームステイってとっても心地よい期間だったのを発見したたまでした。
バックパッカー旅の方法が知りたい人のための記事特集!
<入門>
・バックパッカーになる方法
・バックパッカー旅の現地での過ごし方
・旅の魅力5選
<実践>
・バックパッカーの持ち物リスト10選
・女子バックパッカーが気をつけるべきこと10選
<ヒッチハイク>
・ヒッチハイクの魅力
・ヒッチハイクのやり方初心者講座