IELTS6.5を、留学のために取りたい。
SpeakingもWritingも加わる試験において、総合的な英語の力を伸ばしたい。
そんなIELTSの勉強方法や、英語の学習方法で、お悩みのあなた!
効率よく勉強できれば、あと試験まで、1か月だったとしても伸びしろはまだまだありますよ。
私も、初受験で1か月しか、勉強時間がない中、オンライン英会話だけで、Overall6.5をとることができました。
それは、オンライン英会話の先生から、学んだもの、そして、大学受験の時の英語の勉強方法が役立っていたからです。
この記事では、IELTSの勉強法とOverall6.5をとるための策略を、
Reading,Writing,Speaking,Listeningに分けて、今までの経験をもとに解説しています。
限られた時間を、最大限に有効活用し、やるべきことが見えてきたなら、自分が今とれる最高のスコアがきっと手に入るでしょう。
・IELTSスコア6.5を目指すが、あまり時間がない方。
・IELTSの勉強方法がわからない方。
・英語の力を、総合的に伸ばしたい方。
Contents
IELTS6.5とは?|IELTSの勉強法序章
IELTS6.5が、どのぐらいの難易度なのか、
そして試験を受けるにあたって、意識すべきことについて、軽く見ていきましょう。
IELTS6.5の難易度
IELTS6.5って、どのくらいの難易度でしょうか?
たしかに、難しそうなイメージですね。
しかし、IELTSにはSpeakingと、Writingも入ってくるため、一概にレベルは比べられません。
そのため、英検やTOEICでこのような点数が取れなくても、
Speakingや、Writingでも勝負できます。
そして、より英語の総合的な力が、求められる試験だと言えるでしょう。
また、海外の大学に留学を考えた時、求められるIELTSのスコアは以下のようになっています。
海外留学のために必要な、一般的な合格点
・4年生大学…スコア5.5~6.0以上
・トップクラス大学…スコア6.0~6.5以上
・大学院…スコア6.5~7.0以上
このことからも、スコア6.5は、ほとんどの大学の海外留学が狙える点数だと言えそうです。
IELTS6.5|私のスコア例
IELTS6.5と、一概に言っても、Speaking、Listening、Writing、Readingの4つの分野があり、
Overallは、その4つの分野の合計点の平均で出されます。
私の場合、初受験で、以下のようなスコアの取り方をしています。
Reading7.0/Listening6.5/Speaking6.0/Writing6.0
・Overall 6.5
あなたにも、あなたの得意分野が、あるはずです。
全部6.5を取らなくても、苦手分野があっても、得意分野を磨いて、Overallの点数を引き上げることは、充分可能です。
つまり、どの分野を伸ばしていくか、戦略を立てることが重要になっていきます。
私の場合、Speakingが苦手だったので、Reading:Listening:Speaking:Writing=1.5:1.5:4:3の割合で勉強しました。
あなたの、得意分野はどこですか?
それを知るためには、まずは、過去問を解いて、
・自分がどのレベルなのか
・自分に足りない分野はどこなのか
認識することが、必要だと言えるでしょう。
私の勉強時間【1か月】
夏休みの2週間→10時間×14日=140時間
学校が始まってからの2週間→4時間×14日=56時間
計約200時間を費やしました。
<私の元スペック>
センター英語は198点/読解は割と得意。
しかし、理系学部であり、約4年半は、英語にほぼ触れていない状態。
そのため、Reading以外のパートは、1か月の勉強で補いました。
もともと、英語得意なんじゃん!って思われる方も、いるかもしれません。
たしかに、Readingは得意でしたが、それは後述する3つのポイントを、いつも心がけて読んでいるから。
対称に、Writing、Speakingに関しては、全くの初心者でした。
そこで、今回は、
・Reading→私の大学受験の時の勉強法を改変したもの。
・Listening→IELTS対策で、自分で行ったこと。
・Speaking、Writing→オンライン英会話や本から学んで実践した、勉強法。
を、それぞれのパートに分けて解説していきます。
IELTS6.5のための勉強法|Readingパート
IELTS6.5を目指す上で欠かせないのが、Readingでどれだけ点数が稼げるか?です。
私を含め、これを読んでいるみなさんは純ジャパ(ハーフでも帰国子女でもない)の方が、ほとんどだと思います。
日本の英語教育で、一番重視されているのは何か?
良くも悪くも、それは、読解と文法ですね。
IELTSのスコアで、一番日本人が、高くとれるのが、Readingパートと言われているくらいです。
ここで、しっかり点数を稼いでおきましょう。
ちょっと待って!
もう、単語帳をゴリゴリと暗記する勉強方法、やめませんか?
なぜなら、単語をたくさん暗記した=英語が読めるようになるわけではないからです。
じゃあ、何をすればいいのか?
それは、過去問題集を、以下の3つのポイントに気をつけながら、何度も繰り返し解き、読解力を身に着けること。
3つのポイント
・パラグラフメモを必ず書く。
・わからない単語は、気にしない。
・時間配分を、きっちり守る。
*Readingは、市販の問題集より、過去問の方で練習しましょう。
市販の問題集は、似たように作られていても、難易度や、聞いてくるポイントが違うこともあるからです。
IELTS6.5|Reading攻略法①パラグラフメモを必ず書く。
IELTS6.5以上を取る上で、大切になってくるのが、
長文を読むスピードです。
IELTSのReadingパートでは、60分の間に、A4の紙2枚程度の長文を3題解かなくてはなりません。
そして、設問も40問と多いです。
そこで、必ずやるくせをつけたいのが、パラグラフメモです。
私は、これのおかげで、英語の成績が飛躍的に伸びました。
パラグラフメモ
…1つ1つのパラグラフの内容を、短い文章にまとめて、パラグラフの横にそれぞれ書いておくことです。
パラグラフメモの一例↓
自分なりに、ごくごく簡単でいいので、パラグラフの内容をまとめておきましょう。
人間、新しい情報が、入ってくると、古い情報を忘れてしまいます。
目の前にA4の見開きにいっぱい書かれた英語の長文を、想像してみてください。
頑張って、最後の文章にたどり着いたとき、初めの方のパラグラフでそれぞれ何が書いてあるか、覚えているしょうか?
設問にたどり着いたはいいものの、どこに書いてあったかわからなくなり、
またパラグラフの最初から読み直す…なんてことありますよね。
また、IELTSの設問の中には、”タイトルに合うものを選びなさい”など、文章全体を理解していないと解けない問題も数多くあります。
そんな時、
パラグラフメモは、
・どこになにが書いてあったか思い出す目印となります。
・それぞれのパラグラフを簡単に要約することで、文章全体の話題もつかみやすくなります。
少しの人手間で、後から探す手間を短縮できます。
慣れるまでに、少し時間はかかりますが、長い長文英語の苦手意識をグッと減らしてくれるパラグラフメモは、あなたの武器になるでしょう。
IELTS6.5|Reading攻略法②わからない単語は気にしない。
IELTS6.5Reading攻略法その②を紹介します。
あなたは、わからない単語があった時、これは何だ…?と考えこんでしまうこと、ありませんか?
でもね、わからない単語で立ち止まってるなんてもったいないです。
日本語で、考えてみましょう。
日本語でも、知らない漢字や熟語ってありませんか。
それなら、母国語じゃない英語なら、なおさら知らない単語なんて山ほどあるはず。
知らない単語なんて、無限にありますから、むしろ知らない単語があって、当たり前。
たとえば、下の文章を見てください。
雨の日に、○○を忘れたから、最悪だった。服も濡れちゃったよ。
知らない単語は、いわば、○○。
でも、みなさんは、文章全体の意味はなんとなくつかめるから、○○も予想できるわけです。
つまり、○○を必要以上に怖がらななくてもいいんです。
知らない単語を怖がって、1つの単語を覚えるのに、時間をかけるくらいなら、たくさん文章を読んで、読解力をつけることを優先すべき。
単語を覚えるのに、時間をかけないで。単語は、最低限でいいんですよ。
IELTS6.5を取るためなら、実践IELTS英単語3500をおすすめします。
1冊すべてやるのではなく、IELTS6.5レベルまでを完璧に覚えれば、単語に関しては、怖いものはなにもないでしょう。
【単語の覚え方】
単語は、1個の単語を覚えるのに時間をかけるより、繰り返し、反復記憶に定着させましょう。
1つの単語を覚えるのに10分かけるより、
その10分のあいだに、20個の単語を繰り返し見た方が、定着しやすいです。
IELTS6.5|Reading攻略法③時間配分をきっちり守る。
IELTS6.5を取るために、必要となってくるのが、割り切る力です。
時間をかけて読んだからって、正解にたどり着くわけではありません。
わからない問題は、わからないんです。
読めないところは、何度見たって、読めません。
自分でしっかりと、時間配分を考えて、次に待っている、自分ができる問題を解いてください。
1問にこだわるより、次の長文問題を読みましょう。
特にIELTSで注意しておきたいのが、最後の長文に最低でも20分は、残しておくこと。
20分を切ってくると、焦りが募り、読めるものも読めなくなります。
IELTS6.5を取るためには、
40問中27~29問正解すればいいと言われています。
つまり、3つの長文をどれも平均して、7割取ることが重要になってきます。
全部解こうだなんて、完璧を求めないでください。
3割は、間違えても大丈夫。大切なのは、時間配分を守り、3つの長文をしっかり自分の力で解き切ること。
これができたなら、IELTS6.5は固いでしょう。
◆以上の①~③のことを意識して、過去問3冊分を何度も繰り返し学習してみてください。
この時、同じ問題を解くことが、ポイント。
2回目解くときに、読み方や、設問が問うてくるポイントなどが、さらに見えてくるはずです。
IELTS6.5のための勉強法|Listeningパート
IELTS6.5のための勉強法、Listeningパートで大事なことは、毎日スキマ時間で、英語を聞くこと。
お昼ごはんを食べるとき。通勤、通学時間。
少しの時間を見つけて、リスニングの勉強をしましょう。
勉強といっても、机に座ってがりがりやらなくてもいいんです。
きっとあなたも大好きな、Youtubeを見るだけでも勉強になります。
おすすめYoutube
・TED
・Speak up radio
・日本に在住の、日本を紹介する外国人Youtuberの動画
(個人的には、Sharmanderさんと、Rachel and Junさんが好きです。)
下の二つは、日本のことを話題にしているため、とっつきやすいです。
また、ネイティブな方のナチュラルスピードのリスニング練習にもなります。
このように、Youtubeを活用すれば、楽しく、リスニング対策をできますよね。
1か月続けるだけでも、必ず耳が慣れてきます。
また、毎日のスキマ時間の学習に加えて、過去問のリスニングパートを3冊分練習しましょう。
*リスニングに関しては、リーディング同様、市販の問題集より、過去問を繰り返し練習することをおすすめします。
過去問の使い方は、それぞれのパートで紹介していきますね。
IELTS6.5のための勉強法|Speakingパート
IELTS6.5のための勉強法、一番苦手意識を持ってしまうのがSpeakingパートだと思います。
Speaking試験で、大事なのは、英語を話すことに慣れること。
そのためには、
実際に話してみる→それを、録音し分析→また、実践練習。
この流れを、繰り返すことです。
IELTSのスピーキングは、3つのパートに分かれています。
パート1…12個の短い質問に答える。
パート2…1~2分の軽いスピーチ
パート3…スピーチに関する4~8個の質問
パート1は、聞かれる質問も短く、答えやすいものが多いので、対策はとにかく練習すること。
問題はパート2です。パート2では、自分の意見を1分以内に組み立て、
スピーチをしなければいけません。
では、問題を1つ見てみましょう。
Descrive a friend you are very close to.
You should say:
◆who he/she is and when you first met
◆what you do together
◆how you help each other
and say why you are close to this particular friend.(*)
この問題に答える時、3つのパートに分けて回答することを心掛けましょう。
導入→これから話す話題の提示と◆への回答。
説明→なぜそれを選んだのかの、3つの理由を述べる。(*)
結論→まとめを1文で書く。
この方法は、後述するオンライン英会話、Best Teacherのある1人の先生が教えてくれたのですが、
この3つのことを意識するだけで、自分が何を言っているのかわからなくなったり、
混乱することが、防げます。
3つのことにあてはめて、大まかな回答例を書くと、
導入→A friend I am very close to is Yuki.
◆We met for the first time when I was a jounior high school student.
◆We are in the same university, so we often study together.
◆It helps me a lot, because she is so smart.
Whyに対する答え3つ→
・Firsly, she is intelligent and knows about many things. I respect her a lot.
・Secondly, she always gives me great advice. We share experiences with each other. There are no taboo topics between me and Yuki.
・Finally,we have a lot in common. We like going to hot springs and bed rock baths. Even our favorite movie is the same. I feel comfortable with her.
結論→
Overall, Yuki is such a magnificent person that I aleays enjoy being with her.(*)
注:これは、満点の模範解答では、ありません。あくまで、IELTS6.0~6.5を狙う方のためのテンプレートです。
このような流れをしっかり練習しインプットすると、どんな話題がきても、
3つの理由を考えればいい。
何を言えばいいかわからなくなって混乱するなんてことは、なくなるはずです。
そこで、大事になってくるのは、やはり実践練習です。
私は、Speaking、Writingの練習ができるオンライン英会話が、Best Teacherで練習していました。
■Best Teacherは、受講回数無制限であり、
好きなテーマを選び、チャットボックスで、5回講師とやりとりをする。
その後そのやり取りのの添削をしてもらう→スカイプ授業
そして何より、IELTS対策用のコースがあるため、
IELTS対策に精通している講師も多く、何度も受講することで、あなたの苦手意識をなくしてくれるでしょう。
無料体験も、できますよ↓
>>WritingとSpeakingを両方学びたいならベストティーチャー(Best Teacher)
・スカイプレッスンは録音しておきましょう。
同じようなところ(いつもaが抜けるなど)で間違えることが多いので、自分の英語を客観視できますよ。
IELTS6.5のための勉強法|Writingパート
IELTS6.5のための勉強法、次はWritingパートにいきましょう。
実は、Writingが、一番日本人にとって成果が出にくく、つらいもの。
日本人の受験者の平均で、一番点数が低いのも、このWritingパートです。
それは、英文を書く力に加えて、読者を論理的に説得する力が問われるから。
IELTSでは、Writingパートは設問が以下の2問。
①150語以上で、表やグラフを説明するもの。
②250語以上で、あるお題に関して自分の意見を言うもの。
②の方が、割合も多いですし、勉強時間を多くとりたくなりますが、
ある程度、回答の型が決まっている①をまずしっかり対策し、得点をしっかり重ねましょう。
残念ですが、Writingパートは、表現の仕方をどれだけ知っているかが、大きなポイントになってきます。
なぜなら、
よく使われる言い回しや、フレーズ、回答の型(導入部分→パラグラフ1、2→結論)を覚えていなければ、何かを書くにも始まらないから。
いやいや、単語は、簡単な単語で書けばいいんです。
表現というのは、論理的な文章の書き方や、説得力を上げる接続語。表を説明する時に、用いる副詞(かなり=considerably)など。
そういう表現の仕方を、覚えて自分のモノにしていってください。
何を参考にして、覚えればいいのか?
私は、Writingに関しては、過去問ではなく、新セルフスタディ IELTS完全攻略という参考書を、おすすめしています。
日本語で説明されており、説得力のあるパラグラフの書き方、役立つ表現が多く載っています。
この本は、前述した、
Best TeacherのIELTS対策コースと連携しており、添削してもらえるので、
添削してもらう→回答と見比べ、重要な表現を覚える。パラグラフの構成の仕方を確認する。
方法が、自分の文章を客観視でき、身に付きやすいですよ。
■余力のある方は、こちらの問題集も、やってみると自信がつきます。
基礎のフレーズや、段落の構成の仕方がわかりやすく基礎→応用への架け橋になってくれますよ。
すべて英語で書かれていますが、重要なフレーズや、書き方を練習できる良い問題集です。
【Writingパートの、過去問の使い方】
過去問の使い方としては、問題を見て、どのような話題が出ているのかを分析しましょう。
そして、その話題に対して、自分だったら何を書くかイメージします。
例:地球温暖化の対策→車の数を減らす。ゴミを減らす。
その後、回答例を確認し、アイデアを増やしましょう。
例:回答例→エアコンの温度設定
Writingは、過去問から、アイデアを学ぶ。
■どのパートにも、必須な、IELTS過去問題集。
リスニングは、YouTubeでも聞けますが、このようにwith audioと書かれているものだと、公式HPで聞くことができるので安心です。
IELTS6.5のための勉強法|まとめ
IELTS6.5をとるためには、何も特別な勉強法なんていりません。
今までのポイントを、簡単にまとめてみましょう。
Reading…パラグラフメモを書く/単語に力を注ぎすぎない/時間配分を守る。/過去問演習。
Listening…Youtubeで毎日楽しく学習/過去問を活用。
Speaking…ポイントを押さえた型をまず学習し、実践練習。
Writing…使える表現を覚え、本で学習/アイデアは過去問から学ぶ。
このように、勉強するべきポイントを明確にして、反復し、自分のモノにすることが何よりも大切です。
勉強しても、覚えていなければ、何も残っていなければ、勉強していないのと同じこと。
そのためには、実践し、繰り返し練習すればいい。
1か月でも、十分にあなたの英語の力は伸ばせます。
一つだけ伝えたいのは、IELTSという試験に、圧倒されないで。
そして、怖がらないで。
IELTSは、落とすための試験では、ありません。
IELTSは、あなたの可能性を広げる、一つのきっかけとなる試験。
あなたの味方なんですよ。
自分を信じて、学んでいけば、あなたにとってのベストな得点が、きっと取れるに違いありません。
ではまた。Have a nice trip!
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